かるかや餅
名物「かるかや餅」
お餅は餡子を包んだ黄粉のおいしさ。
1個130円
6個入り850円
10個入り1400円
松栄堂は、創業安政元年、総本山御用達の御菓子司です。ここの名物が「かるかや餅」。これには、物語がありまして。高野山で僧侶になった父を探すため、福岡県から高野山に来て僧侶になった石堂丸の話です。父は、加藤左衛門繁氏といい、平安末期の筑紫の国の領主。父の旧友の遺児、千里を引き取ったことから悲劇の始まり。愛人となった千里と妻の争う姿で、わが身の罪の深さに驚き、出家。高野山に入ります。千里の生んだ子供が石堂丸。石堂丸は父に会いたさに、母と高野山を訪れます。しかし、女人禁制で母は高野山に入れず、石堂丸も父に顔を知らないので、父からは自分は父ではないと言われ、母のもとへ返されます。しかし、母は、急病で亡くなっており、石童丸も仏門へ。父の弟子となるのですが、生涯父子の名乗りをすることはなかったのです。